レディー・ガガ、ステージ上で嘔吐アート…非難の声も
米テキサス州オースティンで行われた映画・音楽の祭典、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)のステージに出演したレディー・ガガが、舞台上で吐しゃ物を浴びるというパフォーマンスをし、物議を醸している。
現地時間13日に行われたパフォーマンスでは、パフォーマンスアーティストのミリー・ブラウンが、着色されたミルクを飲み、ドラムをたたいていたガガの前に立つと口に指を入れ彼女に向かって吐いてみせたという。ガガたちはパフォーマンスアートだと主張しているが、過食症を乗り越えたデミ・ロヴァートは、アーティストの行為は摂食障害を美化するものだとツイッターで非難した。
「残念だわ。摂食障害を美化する人がただでさえ多いのに。正直、クールでもアートでも何でもない」とツイートしている。これに対しミリーは、パフォーマンスアートと摂食障害にははっきりとした違いがあると反論。
「社会のスタンダードに合わせようと自分を罰して吐くこととわたしのアートは違います。わたしは、自分の体を使って美しいものを作り、自分を表現し、力強さを感じているんです」とTMZ.comにコメントし、人を不愉快にさせるつもりはなかったと言っている。
ガガもパフォーマンスについて、SXSWで行ったスピーチで「実に奇妙で違和感があるものこそ世界を変えられる。吐くことが世界を変えるという意味ではないわ。わたしはアーティストとしてお互いに尊敬し、作りたいものが一致したから、十分に価値のあるパフォーマンスになると考えたの」と説明している。(BANG Media International)