第二のカンバーバッチ現る!?スウェーデン生まれのイケメンが人気急上昇中
エミー賞6部門ノミネートを果たすなど、アメリカで絶賛を博したテレビシリーズ「キリング/26日間」の主演俳優ジョエル・キナマンが、第二のベネディクト・カンバーバッチと呼ばれ、脚光を浴びている。
二人にはいくつかの共通点がある。テレビドラマをきっかけにブレイクしたこと、30代になって飛躍した遅咲きの俳優であること、個性的な顔立ちの美男子であること、そしてハリウッドに新風を吹き込む外国人アクターであること。スウェーデン出身のキナマンは、10歳の時に母国のメロドラマに出演してキャリアをスタート。スウェーデンの映画やテレビ作品で活躍したのち、『マイティ・ソー』のオーディションには落選したものの、「キリング~」の刑事ホールダー役を獲得したことで一躍全米の視聴者、とりわけ若い女性の熱狂的な支持を得た。
「キリング~」は、美少女殺害事件の発生から解決までの26日間を全26話、すなわち1話=1日のペースで描く犯罪ミステリー。キナマンふんするホールダーは捜査を指揮する女性刑事リンデンの相棒で、実質的にもう一人の主人公というべき重要な役どころだ。一見軽いノリのお調子者だが、内には暗い過去や秘密を隠し持つ複雑なキャラクターを繊細に体現し、圧倒的な存在感を発揮。また、「キリング~」出演中にオーディションを受けた『ロボコップ』では見事主役に抜てきされ、今まさにスターダムにのし上がりつつある出世株だ。
今後さらなる活躍が約束されているキナマンは、巨匠テレンス・マリックやケイト・ブランシェットと組む『ナイト・オブ・カップス(原題)/ Knight of Cups』、リーアム・ニーソン共演の『ラン・オール・ナイト(原題)/ Run All Night』などの話題作が待機中。「キリング/26日間」は、近いうちに「第二のカンバーバッチ」という異名も必要なくなるであろう新進スターの、底知れない可能性がうかがえる1作となっている。(高橋諭治)
「キリング/26日間」はVol.1-6レンタル中&Vol.1&DVD-BOX1発売中、6月4日(水)Vol.7-13レンタル開始&DVD-BOX2発売