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鉄拳、「振り子」映画化に涙!メイクも落ちる

第6回沖縄国際映画祭

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「振り子」映画化に涙する鉄拳
「振り子」映画化に涙する鉄拳

 21日、全世界で動画再生回数300万回以上を記録した鉄拳のパラパラ漫画を映画化した『振り子』が第6回沖縄国際映画祭で初上映(ワールドプレミア)され、舞台あいさつに原作者の鉄拳が登壇した。作品の出来に感動した鉄拳は目頭を熱くし、目の黒塗りメイクが落ちてしまうほどに涙をこぼした。

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 上映には鉄拳のほか、キャストの中村獅童小西真奈美板尾創路、さらに竹永典弘監督が駆けつけ、観客と共に本編を鑑賞。上映終了後に舞台あいさつが行われたが、目を赤くした小西が「顔がグズグズですいません」と言うように、それぞれが作品に強く胸を打たれた様子だった。

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 中でも最も感じ入っていたのが鉄拳で、「好きにやってください」と託した原作が自身の期待を上回る映画となったことに「出演者とスタッフさんにお礼を言いたい。本当にありがとうございました」と前へ出て、キャストと監督に向かって頭を下げた。

 さらに「本当に参りました」と映画の感想を切り出した鉄拳は、「僕が思った以上にいい作品だったので、うれしいです」と続けるも涙で言葉がさえぎられ、目のペイントが一部剥がれてしまう場面も見られた。

 この日は登壇者がそれぞれに感動の思いを語り合う舞台あいさつとなったが、「目頭が熱くなるようなシーンばかりで、こんなに朝から沖縄で感動してしまうとは」と話しながらも自身のペースを崩さなかったのが板尾。ほか4人が黒を基調とした衣装で登場した中、一人だけ白の衣装を着ていたことについて、「とにかく着てくる衣装を間違えました。衣装の件だけが悔いが残ります」と笑わせ、芸人らしさを見せていた。

 本作は、鉄拳のパラパラ漫画「振り子」を原作に、「取り戻せない時間」をテーマとして昭和から平成の時代を懸命に生きる一組の夫婦の姿を描く。(長谷川亮)

第6回沖縄国際映画祭は3月24日まで開催

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