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大島美幸、初主演作で狙うは主演男優賞? 男前な演技を荒川良々が絶賛

第6回沖縄国際映画祭

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荒川良々、大島美幸
荒川良々、大島美幸

 23日、森三中大島美幸が映画初主演にして男役に挑んだ映画『福福荘の福ちゃん』の舞台あいさつが第6回沖縄国際映画祭で行われ、大島のほか荒川良々徳永ゆうき藤田容介監督が登壇した。本作では大島が実に男前な演技を披露しており、荒川は大島を日本アカデミー賞優秀主演男優賞に推した。

映画『福福荘の福ちゃん』舞台あいさつ写真ギャラリー

 大島がおっさんにふんした本作は前日にも那覇市の桜坂劇場で上映されており、大島はここで鑑賞したおばあちゃんから「男にしか見えねえよー」と声を掛けられたことを舞台あいさつで報告。大島の成り切りぶりには藤田監督も「素晴らしい演技」と絶賛の声を上げ、あまりにも男らしかった故か、荒川も「一緒に銭湯とか風俗へ行こうかっていう話もしました」とこれに続いた。

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 さらに荒川は「来年のアカデミー賞は大島さんがいて、隣にケン・ワタナベと役所広司がいるのが見られる」と予言するように言い、大島の演技を称賛。大島は「男優賞の方なんですね」と苦笑いしたが、「自分の中にある男性ホルモンを全部この映画にぶつけました」と渾身(こんしん)の演技だったことを語り、「わたしが(賞を)取っちゃったら面白いですね」と史上初の快挙に興味と意欲を示していた。

 なお、本作はイギリス、イタリア、ドイツ、台湾での公開が決定。藤田監督は「日本だけではなく、外国の人が観ても通じるような映画ではないかと思っています」と本作について語り、荒川は「もし僕がトム・クルーズだったら、お金をいっぱい儲けて藤田さんに映画をたくさん撮ってもらいたい、というぐらいの方です」と監督について話し、信頼の厚さを感じさせた。

 本作は、人気お笑いトリオ・森三中の大島が世話好きだが女性に奥手なおっさん役で映画初主演を果たした人情喜劇。『全然大丈夫』などの藤田監督が大島のおっさんコントを見たことで生まれたオリジナルストーリーで、大島は役づくりのため丸刈りで撮影に臨み、水川あさみ、荒川良々らが脇を固めている。(長谷川亮)

映画『福福荘の福ちゃん』は2014年公開
第6回沖縄国際映画祭は3月24日まで開催

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