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品川ヒロシ監督『サンブンノイチ』がゴールデンシーサー賞

第6回沖縄国際映画祭

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ゴールデンシーサー賞を手にした品川ヒロシ監督
ゴールデンシーサー賞を手にした品川ヒロシ監督

 24日、沖縄県で開催されていた第6回沖縄国際映画祭が閉幕し、審査員特別賞であるゴールデンシーサー賞(金石獅子賞)に品川ヒロシ監督の映画『サンブンノイチ』が選ばれた。

第6回沖縄国際映画祭クロージングセレモニー 写真ギャラリー

 製作を通じ、「映画は一人では撮れない」ことを再認識したという品川監督。この喜びを一刻も早く仲間たちと共有したいところだったが、あいにくゲストとして映画祭に参加したキャストたちはすでに沖縄を離れ、本日舞台あいさつに登壇予定だった主演の藤原竜也も韓国の空港で迷子になるトラブルで欠席。「僕しか来てない。こんなに分かち合えないことってあるかな」と受賞の喜びを見せつつも苦笑いを浮かべた。

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 このほか、コンペティションLaugh部門海人賞グランプリは本木克英監督の『超高速!参勤交代』、Peace部門海人賞グランプリは韓国の『怪しい彼女』が受賞。次世代を担う人材の発掘を目的としたクリエイターズ・ファクトリー部門の最優秀賞には深田晃司監督の『いなべ』が選ばれた。

 今年から新設された吉本興業とテレビ放送局による共同制作映画を上映するTV DIRECTOR'S MOVIE部門では、OKAMOTO'SさかいゆうRIP SLYMEらが出演した音楽ドキュメント『LOVE SESSION』が作品賞を、鉄拳のパラパラ漫画を映画化した『振り子』に出演した中村獅童小西真奈美がそれぞれ男優賞と女優賞を受賞した。

 また、この日ビーチステージで行われたエンディングイベントには沖縄県出身のバンド・かりゆし58が登場。人気曲「アンマー」では会場が大合唱で一つになり、最後は「もうすぐ今日が終わる」という歌詞が印象的な「オワリはじまり」で第6回沖縄国際映画祭との別れを惜しんだ。

 その後、ステージでは明石家さんまからの「もう赤字なんだから誰か止めてください」というビデオメッセージが流されたが、司会のガレッジセールが「赤字でもやりたくなるのが沖縄国際映画祭!」と返し、観客もこれを拍手と大歓声で支持。さらに公式テーマソング「笑顔のまんま」を会場のみんなで歌い、花火と共に映画の祭典は締めくくられた。(長谷川亮)

第7回沖縄国際映画祭は2015年3月25日から29日まで開催予定

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