パトリック・デンプシーの母親、卵巣がんで死去
テレビドラマ「グレイズ・アナトミー」のパトリック・デンプシーの母親アマンダ・デンプシーさんが卵巣がんのため亡くなった。
パトリック・デンプシー出演映画『バレンタインデー』写真ギャラリー
パトリックは長い闘病生活を送った母をみとったとPeople.comは報じている。1997年以来、母のがんの再発を何度も経験したパトリックは、姉妹のメアリーとアリシアと一緒に地元メイン州の病院セントラル・メイン・メディカル・センターと手を組み、ザ・パトリック・デンプシー・センター・フォー・キャンサー・ホープ・アンド・ヒーリングというがん治療の施設を建てている。
「家族の一員ががんと診断されることは非常にショックなことで、世に出ている情報に翻弄(ほんろう)されてしまいがちです。姉妹たちと話し合い、きちんとした情報と助けが得られる場所を作ろうということになりました。知識は力です」とパトリックは同施設が建てられた2008年に語っている。
この施設では、そこでがん治療を受けていなくても、患者や家族など、がんに影響を受けたすべての人が無料でがん支援、がんについての教育、統合医学サービスなどを受けることができ、今日までに500万ドル(約5億円)以上の寄付金が集まっている。(1ドル100円計算)
アマンダさんの死に対し、セントラル・メイン・ヘルスケアのCEOピーター・チョーク氏は「セントラル・メイン・メディカルの全員がアマンダ・デンプシーの死を悼んでいます。アマンダは素晴らしい女性で、断固としてがんと闘いました。その闘いの間、とてつもない勇気と気品を見せた人でした。アマンダの死は悲しいですが、われわれは彼女と出会えたこと、彼女の人生にインスパイアされたことを幸せに思っています」との報道声明を出している。(BANG Media International)