ピーター・パンの前日譚映画 タイガー・リリー役ルーニー・マーラのキャスティングに不満の声
ピーター・パンの前日譚を描く予定の作品『パン(原題) / Pan』で、ルーニー・マーラがタイガー・リリー役にキャスティングされたことに不満の声が上がっているとNew York Daily News紙などが報じた。
ルーニー・マーラ主演映画『セインツ -約束の果て-』写真ギャラリー
同映画は、映画『つぐない』のジョー・ライト監督が手掛け、ピーター・パンは新人俳優レヴィ・ミラーが演じることが発表されたばかり。ルーニーはタイガー・リリー役をオファーされたと言われていたが、先日、Varietyが正式に配役が決まったと報じている。
しかし、アメリカ先住民の役を白人が演じることに世間は不満があるようだ。「ルーニー・マーラは才能も洞察力もある芸術家だけど、タイガー・リリーを演じることができるアメリカ先住民女優もいただろう」「そもそも白人をオーディションさせるか?」「ハリウッドにはアメリカ先住民女優はいないの?」などのツイートが見られた。
インターネットの署名サイトCare2petitionでは、原作者J・M・バリーが描いたタイガー・リリーはアメリカ先住民のお姫様だったことをあげ、お手本となるキャラクターが白人でなければならないと子どもが思うのは許せないと、ワーナー・ブラザースの配役に反対する署名活動が始まっている。
このような反応を見越していたのか、製作側は『パン(原題)』のタイガー・リリーはディズニーのキャラクターのタイガー・リリーとは異なるバージョンになることをVarietyに指摘しており、タイガー・リリー役には映画『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴ、映画『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルコプロスなど、さまざまなタイプの違う女優が候補に挙がっていたことを明かしている。(澤田理沙)