「攻殻機動隊」がテーマのショートムービー公開!「踊る」本広克行がプロデュース!
人気アニメ「攻殻機動隊」の世界観を、大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」の本広克行監督プロデュースによってショートムービー化する企画「攻殻機動隊ARISE border:less project」の映像がウェブ上で公開された。
プロジェクトにはさまざまな映像分野のクリエイターたちが集結。本広監督がプロジェクトプロデューサーを務め、シリーズの前日譚(たん)として、順次劇場公開が行われている新作「攻殻機動隊ARISE」をテーマとした、全5作品のショートムービーが制作された。
士郎正宗のコミックを原作にアニメーションとして人気を博す「攻殻機動隊」だが、ショートムービーのほとんどは実写。写真家としても知られる笹口悦民監督の手掛けた「FORESEEING 2027」では、CGを使わずアナログの撮影技術だけで2027年の東京をイメージした映像を作り上げた。見慣れているはずの風景が独特の幾何学模様を描き、その中をシリーズの主人公・草薙素子をイメージさせる女性がさまよう。
そのほかの映像も、劇団・ヨーロッパ企画が「攻殻」ファンによる異色のホラー体験を描いた「memory」、“電脳”化された人々が見る視覚とそれがもたらす感覚のゆらぎやとまどいを表現した「COLOR」、「攻殻」の重要な要素である記憶を女子高生の女友達に向けた恋心と絡めて映像化する「島村ユキは田中ケンジを忘れない」、そして「ARISE」本編の映像をコラージュした「WORKING HIGH」など、個性的な作品ばかり。シリーズの世界観の広さと、懐の深さを改めて感じることができる映像になっている。(編集部・入倉功一)
「攻殻機動隊ARISE border:less project」はオフィシャルサイト及びバンダイチャンネルで公開中