ラッセル・クロウ主演作品最高のヒット!『ノア 約束の舟』がナンバーワン! -3月31日版
全米ボックスオフィス考
ラッセル・クロウ主演、ダーレン・アロノフスキー監督の映画『ノア 約束の舟』が興行収入4,372万ドル(約43億7,200万円)をたたき出しボックスオフィスのナンバーワンとなった。聖書に出てくるノアの箱舟の逸話をテーマにしたこの作品は、聖書の解釈をめぐって映画公開前から論争が絶えず話題騒然。ある意味ではそれが強力な宣伝になったと考えられ、結果的にアロノフスキー監督作品とラッセル歴代主演映画のデビュー興収の新記録を樹立した。(1ドル100円計算)
しかし、実際に作品を観た映画ファンの反応は辛口が多いようで、批評サイトCinemaScoreの採点はCとなっている。
第2位は、先週から53.1パーセント興収ダウンの映画『ダイバージェント』で2,562万ドル(約25億6,200万円)。ヒット作品としての一つの目安となる1億ドル(約100億円)突破も時間の問題だ。
第3位は、映画『マペッツ・モスト・ウォンテッド(原題) / Muppets Most Wanted』で1,128万ドル(約11億2,800万円)。先週の封切り直後は出足が不調といわれていたものの、2週目の下降率は33.7パーセントにとどまり、前作の映画『ザ・マペッツ』よりもいい記録である。続いて第4位も家族向けのアニメ映画『ミスター・ピーボディー・アンド・シャーマン(原題) / Mr. Peabody & Sherman』で興収は907万ドル(約9億700万円)。トップ5最後は、880万ドル(約8億8,000万円)の興収を上げた映画『ゴッズ・ノット・デッド(原題) / God's Not Dead』。
マーベルのスーパーヒーローたちの中でも、アメリカではとりわけ人気が高いキャプテン・アメリカが主人公の映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が今週末に公開を控えている。本作の公開を受けて、大手映画スタジオは新作公開をことごとく控えており、次週のランキングはキャプテン・アメリカの独壇場になる可能性が高い。(ロス取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)