三代目J Soul Brothers岩田剛典、アザだらけで挑んだ撮影を語る!
映画『クローズEXPLODE』で最強の不良高校生を熱演した三代目J Soul Brothersのパフォーマー岩田剛典が、毎日アザだらけだったという撮影時のウラ話や、自身と役柄とのギャップについて語った。
映画初出演となる岩田が本作で演じたのは、「クローズ」シリーズの舞台・鈴蘭高校と対立する黒咲工業高校のワルを束ねる柴田浩樹。ダンスで鍛え抜いた肉体をフルに使って頂点を極めた男のバトルシーンを体現した彼は、「アドレナリンが出まくってしまって、パンチやキックを本当に当てているのに現場では痛みを感じない。後で『イッテェ~!』ってなるんです。毎日ケガやアザを作っていました(笑)」とハードだった撮影を振り返る。
中でも一番印象に残っているのが、柴田の宿敵・藤原一(永山絢斗)とのタイマン場面だという。「撮影前日に豊田(利晃)監督から、『芝居もアクションも二人に任せる』って言われたんです。絢斗くんと『どうしよう……?』って悩みましたよ。一応、動きの段取りは決めたんだけど、カチンコが鳴った瞬間に火が付いて、お互い全然違うことをやり始めて収集がつかなくなっちゃって……」と苦笑する岩田だが、結果は一発OK。臨場感あふれるバトルシーンを永山と共に作り上げた。
眼光鋭い強面のワルメンをリアルに演じただけに、本人もさぞかしワルだったのかと思いきや、実は、慶應義塾大学法学部出身で、「ミスター慶應コンテスト2009」の最終候補者になった文武両道のイケメン。しかも、普段は笑顔を絶やさないさわやかな好青年なので、役柄とのギャップに驚く人も多いだろう。その変貌ぶりは、岩田自身が「三代目J Soul Brothersのファンの方が観たら、信じられないくらいの豹変(ひょうへん)ぶりだと思う。もしかしたら僕だってわからないかもしれない」と笑うほど。
「今回、不良役をやらせてもらったので、次は真逆の役をやってみたい」と芝居に意欲を燃やす岩田。エリート役なら素でいけてしまいそうな彼の今後に注目だ。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『クローズEXPLODE』は4月12日より全国公開