46歳のジュリア・ロバーツ、トップ女優であり続ける秘けつは自然体!?
本年度のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた最新作『8月の家族たち』が間もなく日本公開となるジュリア・ロバーツが、いくつになっても万人を魅了し続ける理由を改めて検証した。
ほぼすっぴん!? 超自然体のジュリアが見られる映画『8月の家族たち』フォトギャラリー
ジュリア・ロバーツといえば、リチャード・ギアとの共演作『プリティ・ウーマン』のキュートなコールガール役で大ブレイクし、2001年には実在する女性のパワフルな人生を体現した『エリン・ブロコビッチ』でアカデミー賞主演女優賞を獲得、名実共に大スターの仲間入りを果たしたスーパーセレブ。その後もThe Hollywood Reporterが発表した「最も出演料の高い女優ランキング」で1位に選ばれるなど、最高ランクのハリウッド女優として君臨し続けている。
そんな彼女のキャリアを改めて振り返ると、サスペンス映画『愛がこわれるとき』では、世の中にDVという言葉が浸透する前に暴力夫から逃れようとする妻役に挑み、トム・ハンクスと共演した『幸せの教室』では、入学してきたリストラ中年男と心を通わせる大学の女教師を好演。SFやコスチューム物への出演はほとんどなく、その時々の時代性にマッチした等身大の女性像をリアルに演じていることに気付く。
私生活ではカメラマンの夫ダニー・モダーと3人の子どもたちと一緒に過ごす時間が「今はとても貴重」と語る良き妻・母で、自宅で野菜を栽培するなど、エコ活動にも積極的に取り組むナチュラリスト。女優業については「自分にぴったりの役は、やりたいと思ってできる状態のときに見つかると思っている」とあくまでも自然体だ。
本年度のオスカー授賞式でも、生放送中に客席に届いた宅配ピザをうれしそうに取り分けながら大口を開けて笑う姿が映し出され、ナチュラルな魅力を振りまいていたジュリア。気取らず力まず、常にあるがままの自分で人生を謳歌(おうか)する彼女だからこそ、人々の憧れや共感を集め、トップスターのポジションをキープできるのかもしれない。(斉藤由紀子)
映画『プリティ・ウーマン』は4月6日よる6:45からWOWOWシネマにて放送