さかなクン、クニマス養殖成功に「すごい技術」としみじみ
魚類学者でタレントのさかなクンが4日、東映東京撮影所で「さかなクンのデジタル深海水族館」アフレコ収録を行い、魚への熱い思いを語った。
4月26日にリニューアルオープンする京都の東映太秦映画村。その中に新設されるアトラクション「ふしぎ科学館」のメインプログラムとして、「さかなクンのデジタル深海水族館」が開催される。これは、近年のダイオウイカブームの影響で深海に注目が集まっていることを受けて作られたもので、最新のデジタル技術でドームシアターに深海世界を再現する体験型映像アトラクションとなっている。
本作のナビゲーターとして参加したさかなクンは、収録を振り返り「ワクワクなデジタル水族館なので、アドレナリン爆発といった感じで。ドキドキ、ワクワク、ギョギョギョという感じでお話させていただきました」とハイテンション。
また、「深海は、特殊な機材がなければ見ることは不可能に近い世界です。しかし近年は深海の探索も進んでいます。(今回のアトラクションも)研究者や飼育員の皆さんの『たくさんの方に深海の姿を見てもらいたい』という情熱のたまもの」と切り出したさかなクン。
「すごく発見が多いと思います。足の動きや、光の発生具合など、生き物の動きが忠実に再現されているので」と見どころを語った。さらに「今度はダイオウイカやリュウグウノツカイが見てみたいと思ってもらえれば、次につながります。それが第2弾、第ギョ(5)弾、第ギョジュウ(50)弾となれば、さかなクンもうれしいです」と今後に期待した。
2010年には、絶滅したとされた「クニマス」の再発見に大きく貢献したさかなクンだが、先日、山梨県水産技術センターがクニマスの養殖を成功させたというニュースがあった。さかなクンは「山梨県の皆さまが大事にされたから。とうとうこんなすごい技術が確立されたんだと驚いております」と感慨深い表情を見せた。(取材・文:壬生智裕)
「さかなクンのデジタル深海水族館」は4月26日より京都・東映太秦映画村内にオープン