ガヤ芸人のますおか岡田、神髄を素人にレクチャー!
お笑い芸人の岡田圭右(ますだおかだ)が9日、都内スタジオで行われた映画『ミスターGO!』応援ガヤ吹き替え収録イベントに登場し、一般人にガヤの神髄をレクチャーした。
万年最下位のプロ野球チームが、大物ルーキーとしてサーカス出身のゴリラ・ミスターGOを迎えいれたことから起こる騒動の数々を描いた本作。この日は、本作の試合シーンのガヤを収録するため、一般公募で集まった“ガヤ観客”たちが参加。そんな彼らにガヤの神髄を指導する「ガヤ指導員」に、大のプロ野球ファンであり、あまたのバラエティー番組でガヤを展開してきた岡田が指名された。
バラエティー番組という戦場で戦うために、いつも岡田が心掛けているのは「いかにほかの芸人とかぶらずにオリジナリティーを出すか」ということだという。「例えばみんなが叫んでいるときに、タイミングやピントをずらすと、そこでメインMCが食いつきます」「僕はコメントのクオリティーが高くないので、動きでカバーする」「声をどんどん出す」などなど、秘蔵のガヤテクニックを惜しみもなく披露。
その後行われた「ガヤ収録」では、ミスターGOの動きに合わせた「2足歩行! 4足歩行!」といった秀逸なガヤも飛び出し、岡田も「最近の素人さんはノリがいいから、これ以上教えたらすぐに俺のガヤを超えてしまう」と危機感を抱くほど。岡田も負けじと「ゴリラ夫人、おほほ」「ばびょーん!」「俺は空気を止めるからミスターストップや」など数々のガヤで応酬。最終的には岡田も「満点でございます!」と納得のガヤ収録となった。
しかし声を張り上げてガヤで盛り上げた岡田だったが、“オトナの事情”により、岡田のガヤの出演は見送られることに。「俺、出えへんの?」と驚いた表情を見せた岡田は、しかし一方で「まぁゴリラ夫人は使えないか。さみしいけど仕方ない」とその決定に理解を見せており、「次回作があったら忠実なガヤをやりたいと思います」と次回作に期待を寄せた。そして最後は参加者全員で「このあたりで閉店ガラガラ!」と収録イベントを締めくくった。(取材・文:壬生智裕)
映画『ミスターGO!』は5月24日よりシネマライズほか全国順次公開