「パンドラ」シリーズ最新作はSTAP細胞で注目の再生医療!堺雅人「考えるきっかけになれば」
俳優・堺雅人が15日、都内にてWOWOWスペシャルドラマ「パンドラ ~永遠の命~」の製作記者会見に登壇した。クローン技術に関する革新的な発見をする天才医師・鈴木元を演じる堺は、iPS細胞に続く新たな万能細胞STAP細胞が話題となり再生医療が注目される中、「現場で撮影しながら話題になっているねとキャストの人たちと話していた。皆さんも考えるきっかけになれば」と抱負を語った。
うなずきながら熱心に話を聞く堺雅人 「パンドラ ~永遠の命~」製作記者会見フォトギャラリー
会見には「パンドラ」シリーズを生み出してきた脚本家の井上由美子、監督の河毛俊作も登壇。「きらきらひかる」「白い巨塔」「14才の母 ~愛するために 生まれてきた~」などの名作ドラマを生み出してきた井上が「実はこの作品は今までの脚本家人生で一番書き直した。20回くらい」と発言すると、堺は深々とお辞儀をして「ありがとうございます」と書き手に対する敬意を払っていた。
さらに河毛からは「堺さんはそれほど動かなくても風を起こせる役者。目のちょっとした動きだけでも風を起こせる」と絶賛されると、堺は「そう自覚していなかったのでこれからどんどん風を起こしたい」といつもの涼しげな“堺スマイル”で意気込みを語っていた。
また、母親を亡くした6歳の謎めいた男の子・新児の存在が、医学界や政界に波紋を起こすという本作のストーリーに絡めて「自分でも6歳のアルバムを見てみたけどあんまり戻りたくないな。でも、『今は苦手な白身魚も、大人になったら食べられるようになるよ』とあのころの自分に言いたいです」と少年時代の思い出を語った。
「パンドラ」シリーズは、革命的な発明により“パンドラの箱”を開いた人たちの運命を描くWOWOWのオリジナル・医療サスペンスドラマ。第4弾となる本作は、天才医師・鈴木元が、人類の未来を左右するクローン技術に関する革新的な発見をするものの倫理上の問題から上司と衝突し、大学の研究室から追われるという物語。(取材・文:吉井隆史)
ドラマWスペシャル「パンドラ ~永遠の命~」は4月27日よる10時、WOWOWプライムにて放送