母親が幼い娘のヌードを撮影…問題作『ヴィオレッタ』の美少女が来日！

　フランス映画『ヴィオレッタ』で絶世の美少女ヴィオレッタを演じたアナマリア・ヴァルトロメイ（15）と監督のエヴァ・イオネスコが16日、来日を果たし都内でトークイベントを行った。本作は、写真集のために実の母親からヌードを含む官能的な写真を撮られたイオネスコ監督の実体験を映画化した作品だ。

絶世の美少女アナマリア・ヴァルトロメイが来日！フォトギャラリー

　そのスキャンダラスな内容が取りざたされ、日本公開に際して映倫の審査で「区分適用外」（「R18+」の基準を超える内容）とされていた本作。イオネスコ監督は「他の国のプレスの批評などから、わたしの思いはわかってもらえたと思っているんです。日本で検閲に関して言われたことは驚きました。本作は理性やモラルの問題提起を主題とした作品だったので」と作品に込めた思いを明かした。

　その思いがくみ取られ、再審査の結果、「区分適用外」は撤回されて「R15指定」の指定を受けることに。この発表に場内からは拍手が沸き起こり、イオネスコ監督は「ありがとう！　（みんな）早く観てね！」と喜びを表現していた。

　映画デビュー作で過激な役どころに果敢に挑んだアナマリアは「難しい役ではありましたが、実は撮影中にはそれほど難しいという意識はなかったんです」とコメント。「有名な共演者もたくさんいましたがそれ程プレッシャーもなく、彼らに支えられて撮影は進みました。こうして本作に携われたことをとてもうれしく思っています」と笑顔で語った。

　この日は花束贈呈ゲストとして、はるかぜちゃんの愛称で知られる子役の春名風花（13）が登場。アナマリアを前に「歳が近いというのが信じられない！　本当に美しすぎて！」とメロメロになっていた。（取材・文：桂伸也）

映画『ヴィオレッタ』は4月10日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開