マイケル・ジャクソンさんの不法死亡訴訟 母親キャサリンさんが約8,000万円の裁判費用をかぶることに
マイケル・ジャクソンさんの母親キャサリン・ジャクソンさんがコンサート・プロモーターAEG Liveに80万ドル(約8,000万円)を支払うよう命じられた。(1ドル100円計算)
キャサリンさんはAEG Liveが雇ったコンラッド・マーレイ元医師のせいでマイケルさんが亡くなったとして不法死亡訴訟を起こしたが、昨年10月に敗訴。裁判官は、キャサリンさんにAEG Liveの裁判費用を支払うよう命じた。AEG Liveは、120万ドル(約1億2,000万円)を要求したが、キャサリンさんの弁護士が正当な金額ではないと争っていた。
提出された書類には5か月間におよぶ裁判にかかった費用が細かく記されていたとのこと。陪審員への説明に利用したモデルや小道具などにかかった費用は54万ドル(約5,400万円)、不要だった宣誓証言は11万8,000ドル(約1,180万円)、召喚状の配達人の賃金が5万3,000ドル(約530万円)、1,000ページにわたる陪審員のための注意書きを含む書類の作成は2万ドル(約200万円)だったそう。AEG Liveは9ドル(約900円)の駐車料金もキャサリンさんに請求しているという。
マイケルさんは2009年6月25日に手術用麻酔薬プロポフォル急性中毒による心不全で亡くなっている。ロサンゼルス検死局は殺人と判断し、マーレイ元医師が非故意故殺で有罪となった。彼は4年の実刑判決を受け、昨年10月に仮釈放されている。(BANG Media International)