『X-MEN』ブライアン・シンガー監督、少年への性的虐待で訴えられる
映画『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガー監督が、彼から17歳の時に性的虐待を受けたと主張する男性から訴えられたことがわかった。The Wrapなどが報じた。
訴訟を起こしたのは現在32歳と思われるマイケル・イーガン。訴状によると二人が出会ったのは1998年で、モデルで俳優の卵だったマイケルは、カリフォルニア・エンシノのM&Cエステートで開かれたパーティーに出席。ここのパーティーではしばしば大人の男性が少年たちを獲物にしていたらしい。そこでシンガー監督は、映画出演のチャンスなどを持ち掛けて性行為を強要したとされている。
また、シンガー監督はマイケルにドラッグやアルコールを摂取させたほか、1999年には性的関係を持つためにハワイに連れていったという。マイケルによれば、性的に虐待された未成年は自分だけではないとのこと。
マイケルは陪審員裁判を希望しており、精神的苦痛、暴行、脅迫、プライバシーの侵害などによる賠償金の支払いを求めている。
これに対しシンガー監督の弁護士であるマーティー・シンガーは「ブライアン・シンガーに対するこの訴えには全く根拠がありません。この不合理で中傷的な訴訟で、われわれはブライアンの潔白を証明することに絶対の自信を持っています」とし、これは約1か月後に新作映画『X-MEN:フューチャー&パスト』が封切られるタイミングを狙った売名行為であるとTMZ.comにコメントしている。(澤田理沙)