『イングリッシュ・ペイシェント』のジュリエット・ビノシュ 息子がオスカー像の金箔をはぎ取って返却
1996年の映画『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞助演女優賞を獲得したフランス人女優のジュリエット・ビノシュが、オスカー像を一度アカデミーに返却していたことを明かした。
ジュリエット・ビノシュ出演映画『パリ、ジュテーム』フォトギャラリー
ジュリエットがイギリスのトークショー司会者グラハム・ノートンに語ったところによると、息子のラファエルがボロボロにしてしまったのだそう。
「息子が像で遊ぶものだから金箔(きんぱく)が取れ始めて、息子がそれをさらにはぎ取ってしまったの。裸のオスカー像がますます裸になっちゃったわ。金色の下は鈍い灰色だった」とジュリエットは語り、アカデミーに事情を説明して交換をしてもらったらしい。
「アカデミーはもちろん交換をしてくれたんだけど、古いのは返さなければならなかったの。あれもかわいかったから取っておきたかった」と言い、息子には新しい像は一切触らせていないという。
アカデミーはオスカー像が市場に出回らないよう非常に気を使っており、1950年には売買を禁止。受賞者はアカデミー協会に対してのみ1ドルで売り戻すことができる合意書にサインをしているため、自己破産しそうになってもオスカー像を高額で売ることはできないのだ。(澤田理沙)