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国民的人気シリーズ『釣りバカ日誌』の魅力を改めて検証!

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映画『釣りバカ日誌』より。シリーズ第1作だけに二人とも若い!
映画『釣りバカ日誌』より。シリーズ第1作だけに二人とも若い! - (C)1988松竹株式会社

 昭和63年(1988年)にお正月映画として第1作を公開、20年以上にわたって人気を博した『釣りバカ日誌』シリーズの魅力を改めて検証してみた。

 『釣りバカ日誌』といえば、西田敏行三國連太郎が演じるハマちゃんとスーさんが釣りに興じるというストーリー。職場の鈴木建設ではスーさん(三國)が社長でハマちゃん(西田)が万年平社員であるが、釣りとなると立場は逆転。ハマちゃんが当初はド素人だったスーさんの優位に立つ。二人が仕事にかまけて釣りに繰り出す様子は、世のサラリーマンもうらやむ一幕だった。

 また、同作は同じく国民的人気シリーズである『男はつらいよ』の監督である山田洋次が脚本を担当。当初は同時上映されていたが、1996年より単独での上映に。途中、ハマちゃんの妻役の交替があったものの、ハマちゃんとスーさんのコンビは22作を数えた。

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 作品の最大の魅力は、自在なテンポで繰り出す西田のセリフ回しと三國のひょうひょうとした受けによる絶妙なコンビネーション。二人が旅する日本全国のロケーションや各話に登場する豪華なゲストは、『男はつらいよ』にも共通する楽しみだった。また、『男はつらいよ』同様に、かつての松竹映画が得意とした人情喜劇の伝統を受け継ぎ、観客にどこか懐かしさや安心感を覚えさせる。そんなところも、『釣りバカ日誌』が長い間愛され続けた理由だといえるだろう。(文・岩永めぐみ)

映画『釣りバカ日誌』は5月3日午前9:00からWOWOWシネマにて放送

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