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『テルマエ』効果!?おしり洗浄器にイタリア人が大興奮 -ウディネ・ファーイースト映画祭

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おしり洗浄器の人気ぶりにたじたじ! - 左から武内英樹監督、梶本圭プロデューサー、耶雲哉治監督
おしり洗浄器の人気ぶりにたじたじ! - 左から武内英樹監督、梶本圭プロデューサー、耶雲哉治監督

 イタリアで開催された第16回ウディネ・ファーイースト映画祭で、現地入りしていた映画『テルマエ・ロマエII』の武内英樹監督、『百瀬、こっちを向いて。』の耶雲哉治監督、『バイロケーション』の安里麻里監督がトークイベントを行った。

映画『テルマエ・ロマエII』フォトギャラリー

 武内監督はテレビ、耶雲監督はCM、安里監督は自主映画と、出身経歴の異なる3人が顔をそろえるのは映画祭ならでは。作品を作る上で重要視していることを問われると、武内監督が「お客さんにいかに笑ってもらうか、その一心で映画を作っている」と回答すれば、耶雲監督は「出演者がいかに魅力的に見えるか」、安里監督は「ジャンル映画の中でいかに作家性を出すか」と答え、それぞれの個性が表れていた。

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 耶雲監督と安里監督はウディネ初参加だが、武内監督は2012年に続いて2度目。前作『テルマエ・ロマエ』を同映画祭で上映したときの観客の反応が新作で生かされたという。武内監督は「日本人が笑わないところもイタリア人が笑っていた。その感受性の違いを計算して、(日本らしい)草津温泉や相撲シーンを取り入れた」と話し、それを聞いた安里監督は「(映画祭を経験し)自分も、映画の作り方を多角的に見られるようになれば」と映画祭で刺激を受けていることを語っていた。

 イタリアでは6月に『テルマエ・ロマエ』が公開されることもあって同映画への関心が高まる中、現地記者は特に温水洗浄便座に興味津々。この日も記者から「イタリアでの普及を狙って、TOTOがスポンサーについている?」という質問が飛んだ。武内監督が「パート1の時は断られたが、今回はTOTOさんがスポンサーになってくれました。ウォシュレットは世界に誇れる最新技術だけどイタリアはビデ文化。手で洗った方が良いのかな?」と疑問を投げ掛けた。

 そこで耶雲監督が、日本での普及率の高さを示そうと持参していた携帯用おしり洗浄器を取り出すと会場からどよめきが起こり、「どうやって使うんだ?」と取材攻めに遭うという思わぬ展開になってしまった。自分の映画ではなく『テルマエ・ロマエII』の宣伝に一役買っている状況に戸惑いつつ、耶雲監督も実演しながら説明。改めてイタリアでの『テルマエ・ロマエ』効果を思い知る形になった。(取材・文:中山治美)

映画『テルマエ・ロマエII』は全国公開中
映画『百瀬、こっちを向いて。』は5月10日より新宿ピカデリーほか全国公開
映画『バイロケーション』のブルーレイ&DVDはポニーキャニオンより7月16日に発売

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