三浦春馬&城田優で「火サス」伝説のドラマが復活!
俳優の三浦春馬が、日本テレビの長時間ドラマ枠「火曜サスペンス劇場」で放送された「受験地獄」を32年ぶりに復活させるスペシャル番組「殺人偏差値70」で主演を務めることがわかった。城田優をはじめ、瀧本美織、栗山千明ら若手演技派俳優が出演し、高解像度の4Kカメラによる撮影に挑んだ意欲作で、三浦は「32年前の作品を現代に復活させるという“挑戦”に役者として参加できたことをうれしく思います」と喜びを語っている。
「受験地獄」は、作家・西村京太郎の小説が原作。東大受験に遅刻しそうになった青年が、ウソの爆破予告によって試験の開始を遅らせて合格した後、秘密を知る男から脅迫を受ける姿を描く。1982年に放送され、多くの視聴者から「もう一度観たい」という声が上がるほどの人気を得たという。
その名作を現代に復活させる「殺人偏差値70」で三浦は、東大2浪中の主人公・圭介役で出演。小さな工場の息子で、エリートに対するコンプレックスを抱えながら、東大合格こそ成功だと思い込む複雑な役どころに挑み「いつの時代も変わらない、“己と向き合う”という普遍的なテーマを現代の感覚、そして最新の技術で撮影をした日々は刺激的でした」と撮影を振り返る。
一方、三浦とは2009年のテレビドラマ「サムライ・ハイスクール」以来の共演という城田が演じるのは、圭介の秘密を握る謎の青年・宏志。圭介の弱みに付け込みながら、次第に彼の生き方そのものを揺るがしていくという役どころで「前回は春馬に助けてもらういじめられっこの役でしたが、今回は逆に、春馬演じる圭介をこれでもかと追い詰めていきます。彼とはとてもお芝居がしやすくて、殺陣の場面や長い芝居場でも僕らの息がぴったり合っていました」と語っている。
また瀧本は三浦ふんする圭介の恋人・理佳子役、栗山は、その圭介を妖しい魅力で引き付ける謎の女性・佐奈役で出演。実力派俳優と最新技術を駆使した名作の復活に、佐藤敦プロデューサーは本当にすごい映像が撮れています」と自信をのぞかせている。(編集部・入倉功一)
スペシャルドラマ「殺人偏差値70」は日本テレビ系で今夏放送予定