子役から大人への脱皮は難しい…韓国の人気女優が堀ちえみと熱いトーク
韓国の人気女優シム・ウンギョンが14日、都内で行われた映画『怪しい彼女』来日記念トークショーに出席し、堀ちえみ、マキタスポーツらと共に子役から大人へ脱皮することの難しさについて語った。
毒舌で頑固な性格の70歳の老女が、突如、20歳に若返ってしまったことから巻き起こる珍騒動を描いた本作。ドラマ「太王四神記」「ファン・ジニ」などで子役として活躍してきたウンギョンが、本作では大人の女性として、20歳の体を持つ70歳を表情豊かに熱演している。
子役として高い人気を誇っていた彼女だが、自身は「子役から大人へ脱皮するのは難しい。世間はどうしても子役時代のイメージで見てしまうし、かといって作品に出なければ忘れられてしまう。子役にとって、どうやって大人になるのかということは一つの峠」だと思っていたという。そこでウンギョンが下した決断は「すぐに大人の俳優になろうとは思わずに、『サニー 永遠の仲間たち』を撮影した後にアメリカへ留学すること」だった。
その言葉を聞いた堀は、アイドルとして人気絶頂だった20歳のときに一度、芸能界からの引退を表明した自身の経験を踏まえ、「一つ大ヒット作品があると、そのイメージが付いてしまってそういう役しかできなくなる。わたしも苦しんだ部分はありました」と共感。さらに「もう20歳には戻りたくないですね」と切り出すと、「アイドル時代は忙しすぎてはっきりと覚えてない。とにかく眠かったから、もっと丁寧に仕事をしたかった。今でも昔の映像を見ると、眠そうだなと思います」とコメント。「引退したのって寝たかったからなんですか!?」と驚きを隠せないマキタに対し、堀は「睡眠って大事ですよ」としみじみ返していた。
この日のイベントでは、5月31日に20歳の誕生日を迎えるウンギョンを会場全員でお祝い。ウンギョンは「予想していなかったことなので、この気持ちをどう表現すればいいのか。感動しています。そして、いい思い出をありがとうございます」と笑顔を見せていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『怪しい彼女』は7月11日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開