猿が馬に乗ってる!『猿の惑星』新作のストーリー&場面写真が明らかに!
名作として語り継がれてきたSF映画『猿の惑星』の前日譚(たん)を描いたシリーズ最新作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』の場面写真が公開され、本作の世界観の一端が明らかになった。また、「人類と猿が対立する」という程度にしか明かされていなかったストーリーについても、その詳細が発表されている。
同作は、知性が発達した猿たちによる反乱劇を描いた2011年の映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の3年ぶりとなる続編。『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴスが監督を務め、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、ジェイソン・クラークなどが出演。前作に引き続き、映画『スター・ウォーズ/エピソード7(仮題)』にも出演するアンディ・サーキスがリーダー猿のシーザーをパフォーマンスキャプチャーで演じている。
そのアンディは本作で、映画『アバター』(2009年)でも実現することのなかった野外でのパフォーマンスキャプチャーについて、「この作品は、今までで最も野心的なパフォーマンスキャプチャーを駆使した作品だと思う。『アバター』や『ホビット』シリーズを含め、どんな作品以上にね」と過酷なロケを振り返ると、臨場感のある映像を撮るため、カメラを木の上に設置したことなどを明かした。
このたび日本初公開となった場面写真の中には、猿が人間のコミュニティーを取り囲むシーンも含まれている。猿と人間が対峙(たいじ)する場面について、アンディは「人間が猿のテリトリーに来たので、『帰れ、二度と来るな』と追い払った後、猿のコミュニティーの中で、人間たちをどうするかという議論になるんだ」と完全に人と猿の立場が逆転していることを示唆。
その上で「ここはおまえたちのテリトリーで、向こうはわれわれのテリトリーだ。おまえたちがここから出なければ何も起こらないが、もしわれわれのテリトリーを侵すようなら戦う」という猿側のセリフをアンディは紹介。オリジナルの『猿の惑星』とのつながりを感じさせる展開に期待大だ。(編集部・福田麗)
映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』は9月全国公開