カンヌ映画祭が開幕!ニコール・キッドマンの登場に大歓声!
第67回カンヌ国際映画祭
第67回カンヌ国際映画祭が現地時間14日、フランスで開幕を迎え、オープニング作品『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』に主演したニコール・キッドマン、ティム・ロス、監督のオリヴィエ・ダアンらがレッドカーペットに登場した。
レッドカーペット周辺には今年も観客が殺到し、中には「2日前から場所取りをしている」というツワモノも。到着したリムジンから有名人が顔を出すたびに歓声が起こり、特に昨年の同映画祭で審査員を務めたニコールが降り立つと、会場はひときわ沸いた。
主演作がカンヌのオープニングを飾ることにニコールは「撮影中は、まさか映画祭に来られるとは夢にも思っていなかったの。フランスはとても素晴しく大好きな場所だから、こうして自分の映画とカンヌに来たことがうれしいわ」と笑顔で語った。
今年のコンペティション部門には、ジャン=リュック・ゴダール、ジャン=ピエール・ダルデンヌ&リュック・ダルデンヌ兄弟、デヴィッド・クローネンバーグといった巨匠たちの新作をはじめとする18作品がそろった。日本からは河瀬直美監督作品『2つ目の窓』が選出。1997年に『萌の朱雀』でカメラドール(新人監督賞)、2007年には『殯(もがり)の森』でグランプリを受賞した河瀬監督が「自身の最高傑作」と自信をのぞかせる作品だけに、賞レースの結果に期待したい。
審査委員長を務めるのは、1993年の映画『ピアノ・レッスン』でパルムドールを獲得した初の女性監督になったジェーン・カンピオン。審査員にはソフィア・コッポラ、ウィレム・デフォー、ガエル・ガルシア・ベルナル、ジャ・ジャンクーらそうそうたる顔ぶれが集結。先に行われた会見では、審査員全員が「どの映画も、心から楽しみたい」と口をそろえた。(編集部・森田真帆)
第67回カンヌ国際映画祭は現地時間5月25日まで開催