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常盤貴子、人の優しさを実感

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常盤貴子
常盤貴子

 女優・常盤貴子が17日、『野のなななのか』の初日舞台あいさつに品川徹村田雄浩山崎紘菜安達祐実寺島咲左時枝大林宣彦監督らと共に登壇した。常盤は最初に「品川さんがネタバレ全開でしゃべるのでドキドキしている」と話し、会場を沸かせた。

映画『 野のなななのか』フォトギャラリー

 常盤は撮影からこれまでを振り返り「この映画でわかったことは、これまでも人を大切にしていたつもりだったが、もっと大切にできるということ。撮影し、完成し、宣伝活動をしていって、人ってほんとにいいなと思った。人ってほんとに優しくなれるんだと感じた。そこに『ありがとう』を加えると、どんどんプラスの感情が広まっていく」と感慨深げに語った。

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 大林監督は「自主製作の小さな映画。『この空の花 長岡花火物語』を上映した時、スバル座の支配人が『客が一人も来なくてもこういう映画を上映するんだ』と言ってくださった。しかしその時は満席になることが多くて、最終日は立ち見の回もあった。今日は客席を埋め尽くしていただいてありがとう」と満面の笑みであいさつ。

 安達は「大林監督作品に出るのが夢だったので、緊張して現場に行ったら、昔から参加しているように普通に受け入れてくれた」と興奮気味に振り返ると、撮影時について「全身緑に塗られ、自分がグリーンバックになってすごく楽しかった」と明かした。大林監督は「大自然は背景じゃなく、自然が主役。だから安達祐実にも緑になってもらった」と解説して、会場を笑わせた。

 最後に大林監督は「この映画は1回ではわからないことがあるかもしれないが、数回観るといろいろわかってくる。わかってくると面白くなる。なので何度も映画館に足を運んでください」と映画の面白さをアピールした。

 同作は、92歳で亡くなった家長の葬儀で顔をそろえた一族が、ある女性の来訪を契機に、家長の戦争末期の樺太での歴史をひもとくさまを描いたヒューマンドラマ。平和とは何か、そして生きることとはどういうことなのかを問い掛ける。(取材・文/波江智)

映画『野のなななのか』は公開中

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