撮影当時19歳!フルヌード挑戦の橋本甜歌、葛藤を明かすも女優業に意欲
女優の橋本甜歌とグラビアアイドルの繭が17日、池袋シネマ・ロサで行われた映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』の初日舞台あいさつに出席した。本作でヌードを披露するなど、体当たりの演技を見せた橋本と繭は共に晴れやかな表情。繭は「一生懸命みんなで作り上げた作品がこうして公開され、こんなにたくさんの人が来てくれてうれしい」と感極まったかのように涙も見せた。
本作は松沢まりのコミックを原作にした青春ラブコメディー。幽霊を名乗る女に憑依(ひょうい)され、彼女を成仏させるため、義理の兄と恋に落ちねばならない状況に追い込まれた少女の姿を描く。舞台あいさつには共演の小林ユウキチ、青山裕企監督、伊基公袁監督も出席し、和やかな雰囲気の中トークが行われた。
主演の橋本は「フルヌードということもあったけれど、むしろ原作を読んで、あまりに真逆な(神前)美月を自分が演じていいのかということにすごく悩んだ」と本作のオファーを受けた当時を振り返った。フルヌードについては「精神的ダメージは確かに大きかった。撮影当時は19歳。脱ぐということは自分の中ですごく大きなことだった」と心境を吐露した。
また、橋本は「絡みのシーンも長くて、撮影中丸2日間裸の日もあった。(裸になることへの)悩みも家族にしか打ち明けることができなくて、家族の支えがありがたかった」と述べ、「これを機に何かいいことがあればいいなと思っています。女優の仕事が増えたらうれしい」と前向きなコメントも残した。
一方の繭はフルヌードのシーンの感想を問われ、「撮影中、(橋本との)絡みのシーンでは本当に(橋本を)いとおしく感じてしまった。新しい発見だった。女の子もいいなって」と笑顔。義兄役の小林は「撮影中、二人ともずっと裸でバスローブ姿。話しかけにくかった」と男ならではの悩みを打ち明け、会場を沸かせた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』は全国公開中