綾瀬&松坂が「モナ・リザ」を鑑定!?最も魅力的なのは瞳!
日本映画史上初のルーヴル美術館ロケが行われ、話題を呼んでいる映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』で初共演を果たした綾瀬はるか、松坂桃李が、本物の名画「モナ・リザ」を目にして感じたその魅力について語った。
ルーヴル美術館に潜入!?映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』フォトギャラリー
二人が演じるのはモナ・リザの真贋(しんがん)を見分けるためにルーヴルから採用されることになる天才鑑定家、凜田莉子と、彼女の密着取材を続けるうちにパリまで付いてきてしまった雑誌記者、小笠原悠斗。ルーヴル美術館でのシーンは長ゼリフもなく、歩いてばかりでまるで観光気分だったと綾瀬が打ち明けると、松坂も「パリのロケ全体が、お芝居というより観光だった」と本音をポロリ。また、その時感じたソフィスティケイトされたムードを大事にしたまま、日本でも撮影できたことが作品全体の世界観を作り上げているという。
本作のもう一人の主役がタイトルにもある名画「モナ・リザ」だ。本物を見た感想を二人に聞くと、綾瀬は「最も魅力的なのはやっぱり、目! いろんな表情に受け取れるから、ついつい見つめてしまう。何回観てもハッとする瞬間があるんですよね」と言い、松坂は「『モナ・リザ』って、答えが一つじゃない感じがしますよね。調べれば調べるほど、新たな憶測や解釈が出やすい作品じゃないかと思います。だからこそ、長年にわたって多くの人を魅了し続けているんでしょうね」と続け、二人とも名画の持つ深遠な世界にすっかり魅了された様子。
綾瀬と松坂を魅了した「モナ・リザ」だが、劇中、綾瀬演じる莉子は「モナ・リザ」の瞳を見たことから窮地に陥る。一方、松坂演じる小笠原もまた、その謎を解明しようとして騒動に巻き込まれてしまう。「劇中の登場人物が全員、『モナ・リザ』に踊らされるわけですから、きっと映画をご覧いただいた観客の皆さんも、その瞳に魅了されると思います」と松坂が振り返るように、世界的名画の神秘、スケールを体感できるミステリーとなっている。(取材・文:高山亜紀)
映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』は5月31日より全国公開