ナオミ・ワッツ、日本の樹海が舞台のガス・ヴァン・サント新作に出演か
映画『インポッシブル』『ダイアナ』などでおなじみのナオミ・ワッツが、ガス・ヴァン・サントの新作映画『シー・オブ・ツリーズ(原題) / Sea of Trees』の出演交渉に入ったことがThe Hollywood Reporterや複数のメディアでが伝えられた。
本作は、映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のギル・ネッターとディーリンク・コーポレーションを設立したケン・カオの映画製作会社ウェイポイント・エンターテインメントが企画し、2,500万ドル(約25億円)~2,800万ドル(約28億円)の製作資金で手掛ける予定の作品。(1ドル100円計算)
映画『[リミット]』のクリス・スパーリングの脚本を基に映画化し、そのストーリーは、富士山の麓にある樹海で自殺を図ろうとしたアメリカ人男性が樹海で迷っていた日本人男性に出会い、お互いが自己を省みながら、共に樹海から脱出することになるというもの。
このアメリカ人男性に、映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を獲得したマシュー・マコノヒー、日本人男性を渡辺謙が演じることになり、このたび新たにナオミ・ワッツが出演交渉に入った。彼女は、マシューの妻役としてオファーされているようで、もし彼女に決まれば、妻とのシーンは回想シーンとして描くとガス・ヴァン・サントは明かしている。
ちなみに同作の脚本を、マシューはここ5年で最も良かった脚本と絶賛していて、カンヌ国際映画祭で自らガス・ヴァン・サント監督と共に海外のセールスを行うようだ。サント監督は日本での撮影を希望しているようだが、もし不可能ならば、彼の出身であるポートランドでの撮影も考えているようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)