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『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ全3作が一挙放送!

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『ALWAYS 三丁目の夕日'64』は3D版もWOWOWシネマで放映
『ALWAYS 三丁目の夕日'64』は3D版もWOWOWシネマで放映 - (C)2012「ALWAYS 三丁目の夕日'64」製作委員会

 失われた昭和の東京の風景を再現し、そこで暮らす市井の人々の喜怒哀楽を描いて大ヒットとなった『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ全3作が、WOWOWプライムで6月7日に一挙放送される。

シリーズ第1作を振り返る『ALWAYS 三丁目の夕日』場面写真

 第1作『ALWAYS 三丁目の夕日』は、東京タワー建設途中の昭和33年が舞台。下町の夕日町三丁目で暮らす売れない小説家の主人公・茶川(吉岡秀隆)のほか、自動車修理工場「鈴木オート」を営む社長の鈴木(堤真一)、集団就職で上京し鈴木オートで働くことになった六子(堀北真希)ら、個性的でどこか身近な存在でもある夕日町の住人たちの姿を穏やかなタッチで描いていく。

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 2005年公開の第1作は、当初の予想をはるかに上回る興行収入32億3,000万円の大ヒット。子供からお年寄りまで映画館には幅広い世代の観客が詰め掛けた。第2作『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は前作から半年後の昭和34年が舞台で、シリーズ最高興収の45億6,000万円を記録。3D映画として作られた第3作『ALWAYS 三丁目の夕日'64』も東京オリンピック開催に沸く昭和39年の夕日町の人々を描き、興収34億4,000万円の大ヒットとなった。

 あらためてこのシリーズを通して見直してみると、戦後の復興期を経て高度経済成長の真っただ中にあった激動の時代を、明日への希望を抱きながら懸命に生きた普通の人々の熱い思いがリアルに息づいていることを強く感じる。茶川が大切にした“家族”の愛、鈴木家と六子の絆と成長、彼らが生きた時間とその記憶……、それらが幾重にも積み重なって、観客にも昭和30年代の夕日町三丁目で生きている錯覚を抱かせる。

 本シリーズの監督を務めた山崎貴は、第1作公開当時「スタッフ全員が昭和33年にタイムスリップして、現地でロケしてきたつもりで作った」と語っていた。折しも2度目の東京オリンピック開催が決まり、再び東京の街が変貌しようとしている今、50年以上前の活力ある日本人の姿に、これからの時代を生きるヒントがあるのかもしれない。(進藤良彦)

『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ全3作は6月7日にWOWOWプライムにて一挙放送

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