爆笑問題は「ご意見番じゃない」 田中が太田を制止
26日、都内で行われた映画『トランセンデンス』ナビゲーター決定&公開収録イベントにお笑いコンビ・爆笑問題の太田光と田中裕二が出席。得意のボケで最近の芸能界をバッサリ斬る太田を田中が「芸能界のご意見番じゃないんだから」と制止していた。
AKB48の握手会でメンバーらが刃物を持った男に切り付けられた事件について、太田は「早くけがを治してもらいたいね。警備の方もしっかりやってもらって」と真面目にコメント。それだけにとどまらず「どうせ来るなら、俺のところに来いって!」と激しく憤ると、「それを言ったらカミさんに怒られるんだって!」と田中から鋭くツッコまれた。
覚せい剤所持の疑いで逮捕された「CHAGE and ASKA」のASKA容疑者に関しては、「『シャブ&ASKA』なんて言われているけど、まるでCHAGEさんが覚せい剤をやったみたいでかわいそうじゃない!? どうせなら『CHAGE&アンナカ(覚せい剤所持疑惑に対し、ASKA容疑者が服用を主張していた薬)』とかね」など絶好調でボケを連発。そんな太田を田中が「こういうネタ、こんなところじゃなくて俺たちの漫才でやらせてくれよ。芸能界のご意見番じゃないんだからさ」と制止していた。
映画『トランセンデンス』は、『ダークナイト』『インセプション』などのクリストファー・ノーランが製作総指揮を務めた、人工知能をめぐって巻き起こる混乱を描いたSFサスペンス。映画の上映前には、本編の理解度を深めるためのナビゲーション映像が上映される予定となっており、そのナレーションを爆笑問題の二人が担当することが決定し、この日、公開収録が行われた。
1度目は真面目にナレーションを行った太田だったが、2度目はビートたけし、稲川淳二のモノマネなどを繰り返し、最後には「決して一人では見ないでください」とボケ。田中がすかさず「そんな映画じゃないだろう!?」とツッコみ、コンビネーションの良さを見せていた。(取材・文:桂伸也)
映画『トランセンデンス』は6月28日より全国公開