松田翔太が童貞男からイケメン兄貴に!松居大悟監督との友情で実現
毛のない男子と毛深い女子の青春を描いた映画『スイートプールサイド』への出演を松田翔太が決めたのは、『アフロ田中』から続く松居大悟監督との友情があってこそだということがわかった。松田は『アフロ田中』でふんしたアフロの童貞男から打って変わって、本作では主人公・太田年彦(須賀健太)のイケメン兄貴・光彦を等身大の姿で好演している。
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原作にはない年彦の家族設定を膨らませる中で、大人を登場させると「毛が生えてこない」という年彦の悩みの切実さがくだらないものになってしまうと考えた松居監督。そこで親世代と大学生の中間の世代を登場させよう、と思い付き、そのキャラクターとして松田の顔が浮かんだため、すぐに直筆の手紙でオファーを出したという。
松田は「松居監督から手紙を頂き、思いを受け止めました。台本も監督らしく、前向きで、正直で、とてもひねくれている作品で、以前から松居監督を知る僕としては、ぜひ参加したかったですし、うれしかったです」と出演を決意。撮影については「年彦がかわいいなあと思って、やっていました。撮影時間がとても短かったのですが、どこか進化した松居監督が心強かったです。できるだけ応えようと思い演じました」と振り返っている。
そして、ラブラブの恋人(谷村美月)がいるイケメンで、弟のコンプレックスや恋愛の悩みをからかいながらも応援する兄・光彦というキャラクターが誕生。松居監督は「『アフロ田中』で一度一緒にやっていたこともあり、撮影前にも役について話をしていたので、のびのびと芝居をしてくれました。翔太の実年齢だから言える設定を見事に演じてくれました」と満足げに語っている。
『スイートプールサイド』は、漫画家・押見修造の同名コミックを実写化した作品。高校の水泳部を舞台に、毛が生えてこないことに苦悩する男子(須賀)が毛深さに悩む女子(刈谷友衣子)から毛を処理してほしいと頼まれたことから始まる奇妙な関係をユーモラスに映し出す。(編集部・市川遥)
映画『スイートプールサイド』は6月14日より全国公開