大人AKB塚本まり子、警備員配備で初の映画イベント出席
30歳以上の女性を対象にした「大人AKB48」オーディションに合格した主婦の塚本まり子(37)が28日、シネマート六本木で行われた映画『美しい絵の崩壊』公開記念イベントに出席した。
会場のステージ両サイドにはガードマンが立ったほか、「警備」の腕章を着けたスタッフが各所に配置されていたこの日のイベント。今月25日に岩手県で行われたAKB48の握手会に、刃物を持った男が乱入した事件が世間を騒然とさせたが、その余波が映画イベントにも及んでいることをうかがわせた。
しかし、映画イベント初参加となる塚本自身は「大人AKB48をやらせてもらっています、まりりこと塚本まり子と申します。よろしくお願いします!」と元気にあいさつ。この日は普段のAKB48の衣装とは違う、映画にちなんだサマーワンピース姿で、大人の魅力を見せていた。
ナオミ・ワッツとロビン・ライトという演技派女優を主演に迎えた本作は、互いの息子と一線を越えてしまった親友同士の女性たちがたどる、思いがけない運命を映し出した禁断の愛の物語。塚本は本作について「年下の方を好きになった経験は今までないのですが、この映画を観させてもらって、うらやましいというか、憧れに変わりました」と感想を述べた。
そしてイベント終了後、こちらも人生初という囲み取材に応じた塚本は、一人で臨んだ芸能イベントに「今でも緊張しています!」とドキドキが隠せない様子。今回のオファーについて「わたしでよろしいのかと思い、緊張しました。でも、映画を観させていただいて、子供のいるわたしが共感できる部分もありましたので、(トークショーの話は)すごくありがたいことだと思いました」と笑顔で語った。
さらに期間限定のアイドル活動については「アイドルはまだ慣れません。訓練中です。でも周りのママ友が応援してくれているので、励みになっています」とコメント。握手会で起きた事件については「けがをされた3人の回復を願っています」と心配そうな顔を見せていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『美しい絵の崩壊』は5月31日より新宿武蔵野館ほかにて公開