片岡愛之助が楳図かずおに…赤白ボーダー姿の新ビジュアルでにらむ!
恐怖漫画の鬼才・楳図かずおが77歳にして長編映画監督に初挑戦した『マザー』のポスタービジュアルが公開され、主人公・楳図かずお役の歌舞伎俳優・片岡愛之助が楳図のトレードマークの赤白ボーダーシャツを着て役に成り切り、こちらをにらむ姿が明らかになった。ポスターについて楳図監督は、「愛之助さんがボーダーシャツを着て、僕になること自体がホラー」とコメントしている。
楳図監督が脚本も手掛け、自伝的な物語がつづられる本作は、現実と幻想のはざまで繰り広げられる恐怖を描いた最恐ホラー。自叙伝出版の話が舞い込んだのを機に、楳図(片岡愛之助)の亡き母(真行寺君枝)の怨念に翻弄(ほんろう)される楳図と担当編集者(舞羽美海)の姿を映し出す。
披露されたポスターでは、愛之助の鋭い視線の他にも気になる点がいっぱい。背景については、「この映画を読み解く大切なメッセージが散らばっています」と楳図からヒントが。また、「完成した映画は、ホラーの既成概念にとらわれている方がご覧になったら、こんなホラーもあるのかと感じるような、超怖いけど、グッとくる、恐ろしくも悲しい切ないお話に仕上がったと思います」と自信をのぞかせている。
同時に公開された作品の場面写真では、楳図かずおになった愛之助が目を見開いた姿なども堪能できる。本作の主題歌「chocolat chaud」は、楳図作品の大ファンと公言している中川翔子が担当し、友情出演も果たしている。(編集部・小松芙未)
映画『マザー』は9月27日より新宿ピカデリーほかにて公開