内藤剛志、59歳の誕生日を祝福され「そろそろ僕も定年退職」と照れ笑い
俳優の内藤剛志が31日、新宿ピカデリーで行われた映画『瀬戸内海賊物語』初日舞台あいさつに柴田杏花、葵わかな、中村玉緒、大森研一監督と出席。今月27日に迎えた59歳の誕生日を会場全体から祝福された。
日本版『グーニーズ』ともいうべき本作は、戦国時代の海賊大将軍の血を引く少女・楓(柴田)とその仲間たちが、実在した海賊「村上水軍」の埋蔵金を探す姿を描き出したアドベンチャー映画。大勢の観客の前に立った大森監督は「この作品は約3年前に脚本が作られ、2年前が撮影。仕上げも含めて長い道のりでしたが、おかげさまで本日を迎えることができました」と晴れ晴れとした表情。
一方の柴田は「主演をやらせてもらうのは初めてだったので、最初は緊張して不安でしたが、(温かい)スタッフ、共演者の方に囲まれて、のびのびと楓を演じさせてもらいました。今日は映画を観ていただいて本当に感謝しています」とあいさつ。その姿を見た内藤は「すごい(しっかりした)あいさつだね。本当に彼女は大きくなりました。(背が伸びたので、2年前とは)目線が違いましたから」と“娘”の成長に目を細める一幕もあった。
また、今月27日は内藤の59歳の誕生日、そして同23日が大森監督39歳の誕生日だったことから、本作初日の“出港式”も兼ねて、舟型のケーキでお祝いをすることに。突然の祝福に内藤は「来年は還暦。そろそろ僕も定年退職ですよ」と照れくさそうな顔を見せつつも、「初めてドラマで大きな役をもらったのが23歳か24歳のころ。その時は(灰谷健次郎原作の)『太陽の子』というドラマで、お母さん役が中村玉緒さん。僕もこんなに大きくなりました」と本作でも母親役を務めた中村に改めて謝辞。不思議な縁を感じている様子の二人だった。(取材・文:壬生智裕)
映画『瀬戸内海賊物語』は全国公開中