モデルからのビンタ、裸で撮影…イヴ・サンローラン伝記映画予告が公開!
伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローランさんの伝記映画『イヴ・サンローラン』の予告編が公開され、同作を手掛けたジャリル・レスペール監督の来日も決定した。
本作は公私共にサンローランさんのパートナーだったピエール・ベルジェ氏が全面協力し、ピエール・ベルジュ-イヴ・サンローラン財団からも公認された初の伝記映画。同財団所有の貴重なアーカイブ衣装を使用して撮影され、クリスチャン・ディオールの死後、後継者として指名され一躍世界の注目を浴びることになったサンローランさんの華々しいデビューや、その名声などからくる孤独とプレッシャーに苦しむ姿などを描く。
公開された予告編では、サンローランさんが「モンドリアン・ルック」「スモーキング」など革命的なスタイルを生み出していく様子が映し出される一方で、共に行動していたモデルからはビンタされ、ディオール側からも「理解に苦しむ」と否定の言葉を浴びる場面など栄光の陰の部分も公開。さらには彼が裸でカメラの前でポーズをとる姿なども見られ、彼の天才であるがゆえに抱いていた苦悩の一端を垣間見ることができる。
同作は、6月27日から30日にかけて、東京・有楽町朝日ホールおよびTOHOシネマズ日劇にて開催されるフランス映画祭2014への出品が決定。これを記念してレスペール監督が来日する。
主演のピエール・ニネは、サンローランさんの生き写しとまでいわれ、本国フランスでは演技力と端正なルックスから“きれいな男”と人気急上昇の期待の新星。ベルジェ氏役には、第39回セザール賞を総なめした映画『レ・ギャルソン・エ・ギョーム・ア・テーブル(原題) / Les Garcons et Guillaume, a Table !』で監督や主演を務めたギョーム・ガリエンヌが挑んでいる。(編集部・井本早紀)
映画『イヴ・サンローラン』は9月6日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開