スパイク・ジョーンズ、監督作『her』で声優出演!問題発言多発の本編映像が公開
スパイク・ジョーンズ監督が、4年ぶりの長編最新作『her/世界でひとつの彼女』で声優を務めていることがわかった。
映画『her/世界でひとつの彼女』本編シーン映像(エイリアン・チャイルド)
本作は近未来のロサンゼルスを舞台に、妻と別れたセオドア(ホアキン・フェニックス)が、秘書アプリのように生活をサポートする人工知能型OSのサマンサに恋心を抱いてしまうというストーリー。サマンサの声を務めたスカーレット・ヨハンソンの演技は非常に高く評価され、声のみの出演にもかかわらず、ローマ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。
そんなスカーレットに対抗するかのようにジョーンズ監督が声を担当したのは、劇中でセオドアが遊んでいるゲームのキャラクター“エイリアン・チャイルド”。ジョーンズ監督は、本名である「Adam Spiegel」名義でエンドロールにクレジットされている。
甲高い声で話すエイリアン・チャイルドは、かわいらしい外見とは裏腹に相当な口の悪さも持ち合わせており、セオドアを「めめしい奴! だから恋人がいないんだ」と小馬鹿にし、「問題児ね」と笑うサマンサに「お前が問題女だ」「出てけデブっちょ」と暴言を吐くなどとやりたい放題。今回公開された本編映像では、さらにひどい問題発言も飛び出している。しかしサマンサはそれらを全て笑って受け流しており、彼女のいい女ぶりがうかがえる。(編集部・井本早紀)
映画『her/世界でひとつの彼女』は6月28日より新宿ピカデリーほかにて全国公開