工藤公康&中野英雄の息子たち「マスターズ甲子園」描く映画『アゲイン』に出演!
中井貴一が元高校球児を演じる映画『アゲイン 28年目の甲子園』に、俳優として活躍する元プロ野球投手の工藤公康氏の長男・工藤阿須加と俳優の中野英雄の次男・太賀が出演していることがわかった。工藤は中井演じる主人公の高校球児時代を、太賀はそのチームメイトにふんしており、真っ黒に日焼けした二人の熱演を収めたメイキング映像も公開された。
本作は作家・重松清の小説が原作のヒューマンドラマ。元高校球児たちが世代を超えたチームを結成して甲子園に再挑戦する「マスターズ甲子園」をテーマに、忘れたはずの夢を追う大人たちが、野球を通して生きる喜びを再認識する姿を描写。中井が野球部の元キャプテン役を務め、柳葉敏郎、西岡徳馬、和久井映見、波瑠といった豪華キャストが脇を固める。
現在放送中のテレビドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)では、社会人野球の投手を演じる工藤。本作はドラマ以前に撮影が行われ、劇中では内野手を務めた。しかしながら本人は長くテニスをたしなみ、野球は未経験だったため「経験したことがないことをイメージしながら、演じることの難しさを感じながら、よりリアルに見せられるように心がけて役に向かいました」とコメント。自分が青年時代を演じた中井からは「大切なのは自分の人間性を磨くこと」とアドバイスを受けたという。
また数多くの舞台や映画への出演で豊富な経験を持つ太賀も、仕事を除けば野球の経験はあまりなかったとのこと。しかし「野球の経験がほとんどない自分が、その若さや情熱を体現できうるものの一つとして“気合いのヘッドスライディング”かなと。そこに高校球児のそれを集約できればと、特訓させていただきました」と熱く語っている。
公開されたメイキング映像では、撮影現場で中井との交流を望む工藤が、「(中井さんと)ご飯一緒ですか!」と愛らしい笑顔を見せる場面や、特訓を重ねた太賀のヘッドスライディング、そして砂まみれになりながら浜辺で感情をぶつけ合う二人の初々しい姿が映し出されており、過去と現在の青春が交差する感動の物語に期待が高まる。(編集部・入倉功一)
映画『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月全国公開