『アナ雪』効果でノルウェーの観光業が活性化
映画『アナと雪の女王』の大ヒットの影響で、ノルウェーの観光業が活性化されているとthegurdian.comなど多数メディアが伝えている。
『アナと雪の女王』の舞台として描かれる架空のアレンデール王国は、ベルゲンというノルウェーの町がモデルになっている。ディズニーのアートディレクター、マイケル・ジャイモは、実際にベルゲンに赴いて、作品に登場する宮殿や町並み、情景のアイデアを得たという。ベルゲンはノルウェーの西岸に位置し、フィヨルド観光の玄関口として知られている。
『アナと雪の女王』が公開されて以来、ノルウェーの航空会社ノルウェー・エアシャトルは52%の売り上げ増となり、また旅行予約サイトFlight Trackerによれば、ノルウェーへのフライト検索数は153%増、ホテル検索数は37%増となった。
ディズニーが運営する観光部門Adventures by Disneyでは、映画のインスピレーションを得たベルゲンやオスロなどを巡る7泊8日のパッケージツアーを組んでいる。同部門では、同じくディズニー映画の『メリダとおそろしの森』にちなんだスコットランドへのパッケージツアーも敢行している。(鯨岡孝子)