人気コミック映画化『黒執事』がディカプリオ主演作を抑えて首位スタート
週間レンタルランキング
6月9日付けのTSUTAYAレンタルDVD / ブルーレイランキングは、人気コミックを実写映画化した『黒執事』が、レオナルド・ディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を抑えて初登場1位となった。
悪魔である執事(水嶋ヒロ)とその主人(剛力彩芽)が、女王の命令で連続殺人事件の解決にあたる本作。映画オリジナルストーリーで、剛力ふんする主人は原作の少年から男装の令嬢という設定に変更されている。『BECK』(2010)以来の俳優復帰を果たした水嶋は、製作にも名を連ねており、同作への力の入れ具合がうかがえる。
韓国の鬼才ポン・ジュノ監督の『スノーピアサー』は初登場4位にランクイン。同作はクリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、ジョン・ハートら韓国や欧米のキャストを起用して国際色豊かに作ったSFアクション。再び氷河期へ突入した近未来の地球を舞台に、生き残った人類を乗せて疾走する列車スノーピアサーで起こる富裕層と貧困層の攻防を描く。劇場公開時の全国映画動員ランキングではトップ10圏外であったのにもかかわらず、6日にレンタルが開始されてからわずか3日間で4位に食い込むなど、すさまじい人気を獲得した。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『清須会議』は先週からワンランクずつダウン。人気アニメ2作がコラボした『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』は、初登場9位に。正月に公開され大ヒットしたが、レンタルでの出足はやや弱くなってしまったようだ。来週どこまでランクアップするかに注目したい。
11位以下で注目なのは韓流ドラマ「清潭洞<チョンダムドン>アリス」。Vol.8~11が16~19位に入った。パク・シフとムン・グニョンのラブコメディーで全11巻。完結に向けてのドラマ後半ということでファンが一気にレンタルしたようだ。
今週のランキングは以下の通り(カッコ内は先週の順位)。
1位『黒執事』(初登場)
2位『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(1位)
3位『清須会議』(2位)
4位『スノーピアサー』(初登場)
5位『ゼロ・グラビティ』(3位)
6位『REDリターンズ』(5位)
7位『謝罪の王様』(7位)
8位『そして父になる』(6位)
9位『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』(初登場)
10位『エンダーのゲーム』(4位)
今週は話題作のレンタルリリースがない中、『黒執事』が2週連続首位獲得なるか注目したい。(取材・文:相良智弘)