『友へ チング』の続編が日本公開!
2001年、当時『シュリ』が持っていた動員記録を塗り替えるなど、韓国で社会現象を巻き起こした青春ノワール映画『友へ チング』の続編である『チング 永遠の絆』が、9月6日より日本公開されることがわかった。前作に引き続きクァク・キョンテクが監督を務め、ジュンソク役でユ・オソンが主演。これまで明かされなかったドンス(チャン・ドンゴン)の死をめぐる真相とともに、絆と宿命のドラマが展開する。
『友へ チング』で描かれたのは、1970年後半から1990年代にかけて運命に翻弄(ほんろう)された4人の幼なじみの壮絶な人間ドラマ。本作の舞台はそれから17年後、親友ドンス殺害罪で服役していたヤクザのジュンソクが出所して組織に戻ると、そこはずる賢い副会長ウンギ(チョン・ホビン)に牛耳られていることが判明するというところからスタート。
ジュンソクは刑務所で出会ったソンフン(キム・ウビン)という血気盛んな若者を弟分に迎え、ウンギ一味との非情な抗争に身を投じていくが、実はソンフンがドンスの隠し子だったという衝撃的な事実が発覚。二人が残酷な宿命にのみ込まれていくさまが映し出される。
ノスタルジック・ノワールとも形容された前作のテイストを継承しつつ、三世代にわたる裏社会の男たちの生きざまを、ハードなアクションシーンを随所にちりばめながらより激しく、そして切なく描出したという本作に期待したい。なお、若き日のジュンソクの父には、『MUSA -武士-』『カンナさん大成功です!』などで日本でも人気の高いチュ・ジンモがふんしている。(編集部・市川遥)
映画『チング 永遠の絆』は9月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開