ミュージカル「ファントム」で城田優&山下リオが熱いデュエット披露!
俳優の城田優が主演するミュージカル「ファントム」の製作発表&ミニライブが17日、赤坂BLITZで行われ、城田ほか、山下リオ、日野真一郎、マルシア、吉田栄作らキャストが顔をそろえた。ミニライブでヒロイン・クリスティーヌ役の山下とデュエットを披露した城田は、「(山下の)声が透き通っていて、目も丸く大きくて、キラキラしてきれいだなと思いました。でも大丈夫。われわれの間に恋人のような雰囲気は全くありませんから」と笑いを誘った。
もう一つの「オペラ座の怪人」!城田優、山下リオらキャスト写真ギャラリー
「ファントム」は、ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」を原作としたミュージカル作品。ミュージカル「NINE」を手掛けたアーサー・コピット(脚本)&モーリー・イェストン(音楽)によって1991年に初演された。有名なアンドリュー・ロイド・ウェバー版ミュージカルとは一味違う、主人公ファントムの生々しい感情や父と子の愛情を丁寧に描いた名作として知られている。
ファントムを演じる城田は本作について「ロイド・ウェバー版のキラキラした世界観と派手な舞台装置も素晴らしいですが、『ファントム』には愛や葛藤やコンプレックス、人間の感情が詰まっています。そこが誇りですね」と解説。ファントムの父親・ゲラール役の吉田から「世界的なアクターと肩を並べるミュージカル俳優になって、頼もしい限り」とたたえられた城田は、「最近はダブルキャストが多かったのですが、8年ぶりに(主役を)シングルキャストでやらせていただくことになり、とても気合が入っています」と語った。
一方、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で人気を博した山下は、本作が初舞台。「城田さんに客席にはジャガイモがたくさんいるって教わって、今日は楽しんで歌おうと。もともと歌が大好きで、舞台女優になりたかったんです。でも(自己採点は)まだ47点くらい」と先輩たちに囲まれ緊張ぎみ。そんな山下に城田は「今日がこのプロジェクトの初日。あと3か月。われわれがどれだけ伸びしろを爆発させるか、です。不安は全くないです」と力を込めていた。(取材:岸田智)
ミュージカル「ファントム」は9月13日から29日まで東京・赤坂ACTシアター、10月5日から15日まで大阪・梅田芸術劇場で上演