芦田愛菜、今後は探偵役に興味!初の単独主演映画の公開に喜び
21日、都内で行われた映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』の初日舞台あいさつに人気子役の芦田愛菜が登場した。今作は芦田にとって初となる単独主演の映画。芦田は「昨日は『舞台あいさつのお客さんが少なかったらどうしよう』とドキドキしていましたが、たくさんのお客さんに会えてうれしいです」と語った。
映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』初日舞台あいさつフォトギャラリー
同映画は大阪の団地で大家族と暮らす、ちょっと風変わりな小学3年生の少女のひと夏の成長を描いた作品で、西加奈子の小説「円卓」が原作。舞台が大阪の団地というだけあって、作中で芦田が話す言葉はバリバリの関西弁だ。2日後に10歳の誕生日を控えている芦田は兵庫県出身ながらも東京暮らしの方が長く、関西弁を忘れかけていたというが、この日、一緒に登壇した行定勲監督は「関西弁を話す他の出演者よりもセリフ覚えが速く、台本の読み合わせの時には全てのセリフを暗記していた」と絶賛。芦田の天才子役ぶりに感嘆していた。
また、作品について行定監督は「本作は他人のことを思いやる『イマジン』がテーマ。今の世の中にはイマジンが足りない大人が多すぎる」と昨今のニュースを引き合いに出し、社会への自らの思いを熱弁。さらに、「子供が主役だから大人は関係ないと思わずに、ぜひ本作を観て想像力を働かせてほしい」とアピールした。
人気子役で知られる芦田は、2011年に放送された「さよならぼくたちのようちえん」で、日本のドラマ史上における最年少初主演を経験。その後も『うさぎドロップ』『阪急電車 片道15分の奇跡』で第54回ブルーリボン賞新人賞を史上最年少で受賞するなど、わずか9歳にして多数の実績を上げている。司会者から「今後はどんな役をやっていきたいですか?」と聞かれると、芦田は「最近は江戸川乱歩などの推理小説を読んでいるので、探偵の役をやってみたいです」とはにかむなど、相変わらずの早熟ぶりを見せつけた。(浜崎友広)
映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』は東京・TOHOシネマズシャンテほか、大阪・TOHOシネマズ梅田などで公開中