任天堂の岩田聡社長、胆管腫瘍手術をしていた
任天堂の取締役社長、岩田聡氏が胆管腫瘍の手術を受けていたことがわかった。
岩田氏は株主向けのお知らせとして「株主の皆様へ」と題した文面を掲載。その中で、「先日、健康診断で異常を指摘され、精密検査の結果、胆管に腫瘍が発見されました」と発表。
また「幸い私の場合は自覚症状のない段階で発見することができました。治療のためには、早期に手術で切除することが望ましいとの診断をいただきましたので、先週手術を受け、手術は予定通りに無事終了いたしました」と手術はすでに終わっているものの、「通常の業務に復帰するまでには、しばらく時間を要する見込みです」と完全な復帰には至っていないことも明らかにしている。
胆管腫瘍は初期症状が見られないため早期発見が難しく、悪性の場合進行すると、黄疸(おうだん)やかゆみ、食欲不振などの症状が現れ、最悪、死の可能性もある病気でもある。
岩田氏は同文面で、株主総会を欠席する旨も報告。同氏は今月米ロサンゼルスで行われた世界最大のゲームビジネスイベントE3 2014にも、健康上の都合で欠席していた。一日も早い回復が待たれる。(編集部・井本早紀)