イーストウッド最新作が4位デビュー
全米ボックスオフィス考
先週末(6月20日~6月22日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ロマコメ群像劇『シンク・ライク・ア・マン・トゥー(原題) / Think Like a Man Too』が興行収入2,924万1,911ドル(約29億2,419万1,100円)で首位デビューを飾った。同じく初登場となったクリント・イーストウッド監督最新作『ジャージー・ボーイズ』は1,331万9,371ドル(約13億3,193万7,100円)で4位にランクインした。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
『シンク・ライク・ア・マン・トゥー(原題)』は、スティーヴ・ハーヴェイの「世界中の女性が幸せをつかんだ 魔法の恋愛書」を映画化した『魔法の恋愛書』(2012)の続編。ロサンゼルスで行われる結婚式に出席するため、再び集合したカップルたちが巻き起こす騒動を描く。マイケル・イーリー、ジェリー・フェレーラ、ミーガン・グッドらおなじみのキャストが集結するも、前作のオープニング興収3,363万6,303ドル(約33億6,363万300円)には及ばなかった。
前回1位のR指定コメディー『22ジャンプストリート(原題) / 22 Jump Street』(ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム出演)が興収2,746万995ドル(約27億4,609万9,500円)と僅差で2位に続いており、『シンク・ライク・ア・マン・トゥー(原題)』の観客が『22ジャンプストリート(原題)』に流れてしまったようだ。
4位デビューとなったイーストウッド監督作『ジャージー・ボーイズ』は、伝説のポップグループ、フォー・シーズンズの栄光と挫折を「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」などの名曲と共に描いたブロードウェイミュージカルの映画化作品。リードボーカルのフランキー・ヴァリ役は、ブロードウェイ版でトニー賞を受賞した舞台俳優ジョン・ロイド・ヤングが務める。鑑賞者の71パーセントは50歳以上と大人たちの支持を集めている。
今週末公開作品は、前3作からキャストを一新した人気SFアクションシリーズ最新作『トランスフォーマー/ロストエイジ』など。(編集部・市川遥)
6月20日~6月22日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『シンク・ライク・ア・マン・トゥー(原題) / Think Like a Man Too』
2(1)『22ジャンプストリート(原題) / 22 Jump Street』
3(2)『ハウ・トゥー・トレイン・ユア・ドラゴン2(原題) / How to Train Your Dragon 2』
4(新)『ジャージー・ボーイズ』
5(3)『マレフィセント』
6(4)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
7(5)『ザ・フォールト・イン・アワー・スターズ(原題) / The Fault in our Stars』
8(6)『X-MEN:フューチャー&パスト』
9(7)『GODZILLA ゴジラ』
10(10)『シェフ(原題) / Chef』