波瑠、新『ゴジラ』で吹き替え初挑戦!
テレビドラマ「BORDER」や映画『潔く柔く きよくやわく』などの女優・波瑠が、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の日本語吹き替えキャストに決まり、主人公フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)の妻でエリザベス・オルセンが演じるヒロイン、エルの声を担当することが明らかになった。波瑠が映画の吹き替えを行うのは、今回が初めて。
科学者・芹沢博士役の日本人キャスト渡辺謙は吹き替えも自ら担当し、熱狂的なゴジラファンとしても知られる佐野史郎が芹沢博士と共にゴジラを追跡する米軍分析官の声を演じる。
さらに、『ゴジラ対メガロ』『メカゴジラの逆襲』などに出演し、祖父・佐々木孝丸(『怪獣大戦争』)、父・千秋実(『ゴジラの逆襲』)と三代にわたってゴジラシリーズに携わっている佐々木勝彦が、ステンツ提督(デヴィッド・ストラザーン)の声を務め、同シリーズDVDコメンタリーを担当する倉敷保雄アナウンサーも複数の役柄で参加することが決定。“ファン心”をギュッとつかむ配役が実現した。
先日、都内スタジオでアフレコ収録を終えた波瑠は、「映画の吹き替えは初めてで、既に完成されている物語の世界に、声だけで参加してお芝居をするのはとても難しかった」と初めてのことに苦労もあったようだが、「母親として息子を思う気持ちや、夫を心配する気持ちが伝わるといいなと思います。今回のハリウッド版を観て、ゴジラのファンになりました」と手応えものぞかせている。
日本語吹き替え版の上田太地プロデューサーは「今回この映画を観ていただきたい若い観客層、特に同世代に支持を得ている方をと思い、波瑠さんにオファーしました」と起用理由を明かした。
ハリウッドで再リメイクされた『GODZILLA ゴジラ』は、『ダークナイト』シリーズや『インセプション』を世界的にヒットさせたワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズがタッグを組んで製作した超大作。各国では日本よりひと足先に公開され、6月22日時点で累計470億円以上の世界興行収入を記録している。(数字は配給調べ)(編集部・小松芙未)
映画『GODZILLA ゴジラ』は7月25日より2D / 3D(字幕スーパー版 / 日本語吹き替え版)公開