映画『海月姫』に片瀬那奈&速水もこみち!個性派キャストがずらり
東村アキコの同名漫画を能年玲奈主演で実写化する映画『海月姫』の追加キャストが発表され、片瀬那奈、速水もこみち、平泉成、中村倫也、内野謙太が出演することが明らかになった。片瀬は目的のためには手段を選ばない美人デベロッパーの稲荷翔子、速水はベンツをこよなく愛する鯉淵家の運転手・花森よしおという、原作ファンの間でも人気の高いキャラクターを演じる。
同作は累計発行部数270万部を突破し、2010年にはテレビアニメ化もされた同名漫画を原作に、クラゲをこよなく愛する主人公・月海(能年)と女装美男子・蔵之介(菅田将暉)、そして「男を必要としない人生」を掲げるヲタク女子・“尼~ず”の友情を描いたシンデレラストーリー。蔵之介との出会いで徐々に変わり始める月海だったが、やがて“尼~ず”の暮らす男子禁制のアパート・天水館の取り壊しという危機に直面する。
稲荷翔子役の片瀬は、さまざまなものについての“ヲタク”だと告白すると、本作については「海月姫の世界を見事に現実で表現されていて、セットから衣装から、能年さんから菅田君の女装から何から何までかわいいであふれています」と絶賛。「わたしが演じる稲荷さんも、尼~ずにとっては本当にイヤなやつですが、できるイヤみな女を一生懸命に少々かわいらしく少々ぶっとんで演じたいと思っています」と意気込んだ。
一方、ブランドのスーツを着こなし、メルセデス・ベンツを愛する運転手・花森よしおを演じている速水は、本作の川村泰祐監督による2011年の映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』以来となる映画出演。「花森は、普段は口数が少なく、口が堅い男なのですが、メルセデス・ベンツの話をされるとついポロッと言ってはいけないことを言ってしまう、そんな面白い一面を持っているので、楽しみながら精いっぱい演じさせていただいています」と久々となる映画の撮影現場を楽しんでいる様子だ。
そのほか、平泉は蔵之介と修(長谷川博己)の父親で、現職の大臣である鯉淵慶一郎役で、中村は月海と蔵之介の出会いのきっかけを作る、月海の行きつけの熱帯魚店の従業員役で、内野は稲荷に翻弄(ほんろう)される部下・柏木役で出演。原作のキャラクターに負けない個性的なキャストが勢ぞろいしている。(編集部・福田麗)
映画『海月姫』は12月全国公開