出演者の佐々木希とトリンドル玲奈も観られないほど怖い『呪怨』シリーズ最新作
人気ホラーシリーズ最新作『呪怨 -終わりの始まり-』で、初のホラーヒロイン役に挑戦した佐々木希とトリンドル玲奈が、ジャパニーズホラー出演の思いや、撮影の裏話を語った。
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劇場版ではシリーズ3作目となる本作。佐々木演じる主人公の小学校教師が、担任の不登校生徒の自宅を訪問したことから、恐怖の渦に巻き込まれていく。かつて凄惨(せいさん)な出来事に見舞われた一家の呪いが、美女たちの運命を狂わす『呪怨』シリーズの恐怖が加速する。
日本が誇るホラー映画の出演を喜んだ佐々木だが、観るのは苦手なジャンルで、「不安もありました。これまでの『呪怨』シリーズは、怖くて観られなかったんです。今回の作品は試写で観ましたが、わかりやすく、こう(両手で両目を覆う)やってしまいました(笑)」。普段、家で友達とわいわいホラー映画を楽しむというトリンドルも、大きなスクリーンで鑑賞した本作は、直視できなかったそう。
呪いの家で起こるさまざまな怪現象。その迫力を出すための演技は、まさに体当たりだった。「全身、あざだらけになったりもしました。そういう演技の加減をするテクニックがなかったんです。体の至るところが筋肉痛になりました(笑)」と、佐々木。トリンドルも、「ワイヤーでつるされ、何が起こっているかわからない感じで怖かったです。絶叫も難しかった。普段、なかなか叫ぶことがないので」と、初めての体験を振り返った。
映画に劣らぬ恐怖漂う撮影だったのかと思いきや、意外にも、撮影現場の雰囲気は明るかったようだ。呪いの家も、実際は閑静な住宅街にある普通の家。かわいい猫や柴犬に心癒やされるひとときもあったとか。「撮影の合間、幽霊役の方と仲良くお話しますからね」と佐々木が言えば、「幽霊役の子役さんがかわいくて、幽霊のイメージがよくなりました(笑)」と、トリンドル。フレッシュな魅力あふれる女優たちが、終わりのない恐怖を描く伝説のホラーを新たに盛り上げている。(取材・文:中西愛子)
映画『呪怨 -終わりの始まり-』は6月28日より新宿バルト9ほか全国公開