佐々木蔵之介、脱サラ前に元同僚・ますおか増田に相談
1日、新宿ピカデリーで映画『超高速!参勤交代』の大ヒット御礼トークイベントが行われ、主演の佐々木蔵之介とお笑いコンビ・ますだおかだ(増田英彦、岡田圭右)が出席。佐々木と増田はサラリーマン時代の同僚で、増田いわく「人前に2人で出るのは社員研修以来ちゃうかな」という貴重なツーショットが実現した。
佐々木と増田は広告代理店に勤務していたころの同僚で、増田は入社から9か月で会社を辞めてお笑いへ、佐々木もおよそ2年半で俳優の道へと進んだ。佐々木は、増田がお笑いの道に進むや華々しく活躍する姿を見て「すごいなと思って、それで増田に相談した」と述懐。増田も「新人賞を取った時、夜中に『芸能界どうよ?』と電話があって。背中を押すつもりで『来たらええやん、やりたいことやったらええやん』と言ったんです。本人は覚えてないって言うんですけどね」とにこやかに振り返った。
さらに、佐々木が映画『間宮兄弟』で初主演した際には、ますだおかだのラジオ番組にゲスト出演させてもらったなど、絆の強さが感じられるエピソードも紹介した2人。最後は役者として成功を収めた佐々木へ、増田が「正直、蔵之介の映画を観るのは初めてで、ちょっといろんなことを考えながら観ちゃいました。あの平社員が殿になってる、みたいなことを考えながら、違う意味でジーンとしている自分がいました」と感慨深げにコメントすると、佐々木も「今日はめちゃめちゃうれしいし、まさか本当にますだおかださんが僕の映画主演作に応援に来てくださるとは」と感激しきりだった。
同作は通常でも8日かかる参勤交代を、5日で行うよう幕府から無理難題を押し付けられた小藩が奇想天外な作戦の数々でピンチを切り抜けようとする時代劇。主演の佐々木のほか、ヒロインの深田恭子、伊原剛志、西村雅彦、陣内孝則ら実力派が出演している。(中村好伸)
映画『超高速!参勤交代』は公開中