コカイン依存症から首位打者になった大リーグ選手役にジャック・レイナーが挑戦!
映画『キラー・インサイド・ミー』『セインツ -約束の果て-』などで活躍するケイシー・アフレックがメガホンを取る予定の、MLBのジョシュ・ハミルトン選手を描いたタイトル未定の伝記映画で、映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャック・レイナーが主演に決定したとDeadlineほか複数メディアが報じた。
ジャック・レイナー出演映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』場面写真
本作は、2012年にレラティヴィティー・メディアがジョシュ・ハミルトンの映画化権を本人から取得して製作が進められている作品で、現在はジョシュが共同執筆した伝記本「ビヨンド・ビリーフ:ファインディング・ザ・ストレングス・トゥ・カム・バック(原題) / Beyond Belief : Finding the Strength to Come Back」を基に映画化するための交渉に入っているようだ。
監督に挑戦するケイシー・アフレックは、自ら原作を脚色する予定だ。そしてこのたび、若手注目の俳優ジャック・レイナーに主演として白羽の矢が立ったようだ。
ジョシュ・ハミルトンは、1999年のドラフトでタンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)から1位指名を受け入団。だが2001年に交通事故後の周りからのプレッシャーによりアルコールとコカイン依存症に陥ってしまう。その後ドラッグ検査に何度も引っかかり、結局球界から追放状態となった。薬物更生施設への入所を繰り返したが、家族のサポートによって2006年に出場停止処分が解け、2007年にテキサス・レンジャーズに移籍し、2010年にはアメリカン・リーグの首位打者を獲得して奇跡の復活を遂げていた。2013年にはロサンゼルス・エンゼルスに移籍している。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)