松雪主演ドラマに絶対の自信!原作者・天童荒太が歴史に残ると宣言
女優の松雪泰子が1日、都内で行われたドラマ「家族狩り」の制作発表会見に、原作者の天童荒太、伊藤淳史、北山宏光(Kis-My-Ft2)、篠田麻里子、平岡祐太、山口紗弥加、井上真樹夫、浅田美代子、財前直見、遠藤憲一らと共に出席し、ドラマに対する自信を明かした。
本作は、「永遠の仔」「悼む人」などで知られる直木賞作家・天童荒太の同名小説を映像化したサスペンスドラマ。ある一家心中事件に巻き込まれる3つの家族を通じて「家族とは何か」「生きるとはどういうことか」といったテーマを重厚に描き出す。
「わたしはただの原作者ではないと言えます。スタッフ・キャストに触発されて、台本作りの深い部分に携わりました」と切り出した天童は、「だからこそ思うのですが、今までのドラマ、あるいは映画において、ここまで深く家族の問題を取り上げ、かつ、ここまで切実にこの社会における家族の現実、人間の孤独、そして人間が共に生きていくことへの可能性を、ダイナミックに、かつエンターテインメント性を踏まえて描いた作品を知りません」と自負。
さらに「特に(終盤)9話、10話の脚本は、小説の世界ならほとんどの小説賞を総なめにするくらい。それくらいレベルが高く、素晴らしいものです。このドラマは確実に歴史に刻まれます。歴史の目撃者になる感じでご覧になっていただけたら」と付け加え、満足げな表情を見せた。
そんな天童の言葉を受けて、主人公・氷崎游子役の松雪は「天童先生がおっしゃった通り、映像が素晴らしいですし、このドラマでは本当に繊細に、家族の苦しみ、感情を描いています。そしてそれとは別に心温まるエピソードも盛り込まれていて、ただの重いだけのミステリーではなく、新しい切り口の、完成度の高い作品となっていて感動しました」とコメント。さらに高校教師の巣藤浚介役の伊藤も「僕も1話を観させてもらって、かなり衝撃でした。でも今日の朝に2話を観させてもらったら、すごすぎて1話のことを忘れてしまった。とにかくすごいドラマです」と興奮気味に語ると、それぞれの出演者たちの口ぶりからも、同ドラマに対する自信のほどがうかがい知れた。(取材・文:壬生智裕)
金曜ドラマ「家族狩り」は7月4日 夜10時よりTBS系にて放送開始